結婚式&披露宴体験記…1周年を記念して 14.10.25

 私たちが結婚式を挙げてから、もうすぐ1年が経とうとしています。
 それを記念して、「結婚式とはどんなものか?」「花嫁の舞台裏はどうなっているか?」など、思い出と共につづってみたいと思います。
 今後、結婚式や披露宴を計画されているみなさんには、一つの参考としていただけたら幸いです。また、「結婚式は遠い昔のこと…」というみなさんも、是非「イマドキの(?)結婚式事情」をお楽しみ下さいませ。
 あ、最初にお断りしておきますと、このページはちょっと長いです…。ご了承ください。


結婚式への私たちのこだわり

 いざ「さあ、結婚しようか」というときになると、色々と面食らったものだった。当時、丁度最初の仕事を辞めたばかりだった私には…「先立つもの」がなかった。それは置いといて…。
 お互いの両親とも、「自分たちのやりたいようにやれば良い。…但し予算内で。」というような態度だったので、本当に好きなようにさせてくれたが、反面、制約がない分かなり大変だった。
 まず、頭によぎったのは、「どんな衣装が良いか」…かなり月並みな考えだった。打ち掛けにも憧れていたが、何せ予算もかかるし、成人式の着物の着付けで苦しい思いをして以来、「自分の体質に着物は合わない」ということで、却下。やはりノーマルな、シンプルなドレスで行こうと思った。着物は写真館の「前撮りプラン」を利用することにした。
 次に、私が憧れていたのが「レストランウエディング」だった。これなら少しこなれた感じがするし、ご馳走も美味しいはずだ。ケーキもちゃんとした食べれるものを手配してくれて、窓があって、ピアノなんか置いていれば完璧だろうと思った。
 また、結婚式の形は「人前式」でということにした。私はキリスト教徒ではないので、なんとなくチャペル式というものは照れ臭かった。(旦那はチャペルに憧れていたらしいが、予算が安いという理由で説得した。)本当は神前式が良かったりしたのだが、上の理由で却下された。人前式は、「来てくれた皆さんに、結婚の挨拶をする」という意味で、私たちにふさわしいのではないかと思った。
  

はやばやと会場探し

 挙式の8ヶ月前(3月末)には会場を決める。結婚情報誌を片っ端から読みあさったり、インターネットを駆使して情報を集めたりしてはいたが、どうもピンとくるものがない。
 ある日、都心部の地下商店街にある「結婚式会場相談所」に、今の旦那と相談に行くことにした。ホテル、結婚式場、レストラン、リゾート…と、さまざまな式場の情報があった。
 挙式は11月とかなり先であるにもかかわらず、めぼしい会場は予約でいっぱい。相談会の予約を取るのも一苦労である。相談所のベテランのお姉さん(…と、旦那が呼んだら、その方は「まぁ〜、お姉さんって呼ばれたのは何年ぶりかしら…」と喜ばれていた)に、何軒か電話で問い合わせをしてもらう。結局、2箇所に説明を聞きに行くことになる。
 まず最初に行ったのは、老舗の結婚式専門会場。日本庭園やチャペルなど、あるとあらゆる設備が整っている。丁度そのときも、ハッとするほど色鮮やかな打掛を着た花嫁さんが、お供を連れてしずしずと歩いていた。
 相談で担当されたのは、見るからにベテランの女性だったが、「人前式は出来る?」「丁度いい大きさの部屋は空いている?」「ピアノはある?」…数々の私のこだわりに、答えてくれることは出来なかったようだ。残念ながらここは却下。
 次に見学したのは、都心のとある「国際派高級ホテル」のレストラン。レストランウエディングに憧れる私にはうってつけの場所だし、旦那も相談所に飾られていたそこの写真を一目見て「あ、ここがええ!」と気に入っていた。このレストランでの挙式・披露宴なら、「オリジナルウエディングのプロデュース」も、その相談所で引き受けてくれるという。
 見学してみると、やはりイメージ通りだった。華やかで特別な空間というよりも、高級感の中にもカジュアルさがあり、インテリアも洒落ている。茶色い素敵なグランドピアノもあり、これは無料で貸してくれるという。
 ここでほぼ即決だった。正式に押さえておくにはすぐに決定しなければならない状況にあり、親には事後承諾のような形になってしまった。
 その1週間後、予約金の10万円を持参し、正式に日時を決定した。その年の11月の後半には丁度3連休があり、遠方からも親戚が来るので、その中日(土曜日)の午前開始ということになった。(近所の友達からはきっとブーイングの的だっただろう…。せっかくの連休だったのに…。ごめんね、みんな)


いろいろな準備ごと

 特に「オリジナルウエディング」にこだわっていた私には、本当にやることがいっぱいだった。
 まず、招待状からパンフレットに至るまで、ペーパーアイテムは全て手作りした。「ロフト」で紙を選び、ウエディング用素材集ソフトを購入することから始まり、仕事で疲れて帰ってきた後も、試行錯誤の作業が続いた。最初、旦那は「会場で手配してくれる招待状にしといたらええやん」という意見だったのだが、私がオリジナルへのこだわりに固執したため、私がほぼ一人で作業する羽目になってしまった…。結局、招待状を発送できたのは、期限ぎりぎりの約2ヶ月前であった。

 日が近づくにつれて、当日の手順や演出など、プロデュースの担当の方と打ち合わせをする機会も増えてくる。幸いなことに、そのプロデュース事務所が当時の私の職場から歩いて3分のところにあったので、事あるごとに足を運ぶことが出来た。「招待状が出来たのでチェックしてください」だの、「親戚用の部屋を何部屋用意してください」だの、そのつど休み時間を利用して顔を出していたくらいだ。…事務所の方は「出来れば事前に電話下さいね」と言われていたが、電話するよりも直行する方が手っ取り早かったもので…。とんだご迷惑をお掛けしました。

 また、白いドレスは比較的安価な、シンプルなものを購入した。レンタルするよりも安かったからだ。(当初、お色直しをする予定はなかったのだ。)しかし、付属品は全くなかったので、これまた用意しなければならない。
 まず、アクセサリーの真珠のネックレスは、母から借りた。白い靴は、「デザインのかわいいミュール」ということで長い間探し続けた結果、ついにとあるデパートのバーゲンで、理想を満たしてくれるものに出会えた。ブーケは、昔「深雪アートフラワー」にハマッていた母に、頼み込んで作ってもらった。ウェルカムボードは私がパソコンで作って印刷した紙を、旦那が額に入れてくれた。他に類を見ない、重厚なボードが出来た。また、花嫁の必須アイテム、ベールは…借りるだけで5000円すると言われたので、自宅から1時間のところにある「生地専門店」でチュールとコームを買い、自分で作った。結局、交通費を入れても安くついた。
 逆に、高くついたのはリングピロー。どうしても上にくまさんを載せたかった私は、こればかりは金に糸目を付けず、そういったキットを探し求めていたのだ。キットにひと工夫凝らして、かわいいものが出来たのだが、今時くまさんのミニぬいぐるみは、100均ショップでも売っているのではなかろうか?
 また、テーブルに載せておく縫いぐるみは、旦那のお姉さんが一生懸命作ってくれたものである。私はそこまで手が回らなかったが、お姉さんは忙しい中、「熊のカップル」「熊&うさぎ(ちろくまとらび子ということで)」の2種類を作ってくれたのだ。感謝感激雨あられ、である。

 あと、こだわっていたのが「BGMはピアノの生演奏」でということだった。これは、高校時代の後輩がそういった関係のピアノ演奏をしているとの噂を聞き、久しぶりに彼女に連絡を取ってみた。彼女は快く引き受けてくれた。彼女は高校時代から、クラシックのみならず、当時私たちの間で流行っていた「ゲームミュージック」なんかも上手だったので、安心してお願いした。「曲目はこれで」「リクエストはこれで」等と随分わがままな注文をしてしまったが、当日も期待通りに演奏を聞かせてくれた。一例を挙げると、、「新郎入場」の曲は、「ドラゴンクエスト ロトのテーマ」であった。

 結局、直前まで様々な準備作業が続き、前日の宿泊先のホテルの中でも、真夜中まで様々な確認・準備作業が続いた。私が直前にくつろぐことが出来たのは、前々日に「ネイルケア」を受けに行ったときだけであった。これまたお姉さんの粋なプレゼントで、おかげで当日はピカピカの指先で迎えることが出来た。

お姉さんの力作くまさん。 ちろくま&らび子ドール。 鈴蘭のブーケは母の力作。 くまさんのリングピロー。



当日もあたふたと…花嫁さんの舞台裏

 前日の宿泊は、「タワースイートルーム」。こんな機会でもなければ、格安で泊ることは出来ない…ということで、お金をちょっとだけ払って、無料宿泊ルームから一番上等な部屋にランクアップしたのだ。「こんなの、贅沢じゃないか?」と最初に旦那に言われたが、着付けをする人のための部屋も必要だったので、やはりスイートで良かったと思う。

 当日の朝は5時頃、ルームサービスの朝食で始まった。さすがは高級ホテルということだけあって、パンも卵も注文どおりの品が届いた。ヨーグルトもおいしかった。「さあ、今日は頑張るぞ!」という気分になったものだ。 
 朝7時くらいから着付け担当の美容師さんが来てくれた。あらかじめ打ち合わせしていた通りに、まずはヘアメイクからしていく。髪はこの日のために、たてロールが出来るくらいに伸ばしたのだ。美容師さんたちは、丁寧に、なおかつなるべく私の気分を高めてくれるような会話をしてくれた。お世辞でも「綺麗ですよ〜」なんて言ってくれると、嬉しいものだ。一生に一度の記念の日に、一番その人が引き立つようなヘアメイクをしてくれる…こういうお仕事も、なかなか素敵だと思った。
 その後、ドレスに着替えて、式のリハーサル。そして、10時からは本番。そして、披露宴の開始。あとはプログラム通りに事を運んだ。後は、お色直しのためにいったん退場。これまたメイクの制限時間があるのか、これまたせわしなく、常に何かに追われているような感じがした。「花嫁専用エレベータ」があるという噂も聞いていたが、私が宿泊部屋とレストランを往復するのは普通のエレベータだった。他のお客さんからも見られるし、スカートが膨らんでいたのでその分場所を取るのとで、少しきまりの悪い思いをした。
 披露宴はあっという間に、時間が過ぎ去った。無事にお開きとなり、レストランの外へ出ると、次の式の受付がすぐそこで始まっていた。さすがはトップシーズンだ。

 その後、午後3時までは宿泊部屋が使えたので、ドレスから私服に着替え、友達との歓談となった。旦那と私と、そしてずっと式の間中ピアノを弾いてくれた後輩との、遅いランチタイムでもあった。やはり、一番広いスイートルームにしておいて良かった。
 「うわぁ、この鴨肉、めっちゃうめぇ〜!」これほどリラックスしたフランス料理も、また格別であった。 


 お嫁さんって、外から見ていると「華やかで綺麗ね〜」と思うものだが、いざ自分がなってみると、これほど大変なものもないなと思った。楽しくはあったが、私はもうこりごりである。


人前式の模様

 人前式とは、神前式やキリスト教式のように「神様に向かって、私たちは夫婦になるという誓いをする」のではなく、「招待客の前で、誓いをする」というものだ。入場や進行などは、一般的なチャペル式とは、大きくは変わらない。
 ただ、大きく違っていたのは、「司会者が進行をすること」「友人に誓いの言葉の入ったファイルや、リングピローを持っていてもらうこと」「最後にみんなの目の前で、結婚証明書に署名をする」ということぐらいだろう。
 ちなみに、この「結婚証明書」というものは当然法的には何の効力も持たない。これは、「受付で(ご祝儀を渡すときに)署名する帳簿」が、そのまま結婚証明書になっているものである。これなら毛筆で書く必要もない。
 そのほかにも、人前式には様々な演出方法があると聞いている。やはり、「何から何までオリジナル!」と考えている人にはピッタリの方法だと思う。

 余談だが、指輪交換のときに、緊張していたのと、旦那の手がむくんでいたのとで、旦那の薬指にはめ損ね、私はうっかりとリングを落としてしまった…。前途多難な結婚生活を暗示しているようで、ちょっとブルーな気分になりかけたのを覚えている。
 指輪を落としたドジな花嫁ということで、いつまでも語り継がれるだろう。
 

披露宴のオリジナルヒント集

招待客のインスタント写真を撮る
…受付時に、デジカメとインスタントプリンタを使って、来てくれたみんなの写真を撮り、その後にメッセージを書いてもらった。その作業は私たちの兄弟に頼んだのだが、思ったよりも時間がかかってしまった。「チェキ」のようなインスタントカメラの方が、こういった演出には適しているかもしれない。

友達みんなに何かの役割を果たしてもらう…偶然そうなっただけかも知れないが、「あなたは受付をお願い」「あなたはリングピロー係をお願い」「みんなで歌でも歌ってくれないかしら?」と言う風に、友達には何らかの形で協力をお願いした。少数精鋭結婚式だから出来たのかもしれない。

くじ引きによるドキドキスピーチ大会…私たちのときは、職場関係の人を一切招待しておらず、人数も多くはなかったので、いわゆる「上司の長い挨拶」に相当するようなものはなかった。そのかわり、場を盛り上げるために、私たちがお客さんの名前を書いたくじを引き、当たった人からメッセージをもらう、という方法と取った。
 友人達が言うには、「その間、めっちゃドキドキした〜。」「食事どころじゃなかった〜」という声もあったので、参考までに。

両親への手紙を読むのが照れ臭いあなたへ…旦那のほうは立派に、感動的な手紙をラストで読んでいたのだが、私はどうも…。私は手紙のかわりにピアノを演奏することになっていたので、ラストの手紙は読まないことになっていた。そこで、私は「レタックス」という郵便局の電報のようなサービスを利用して、両親にメッセージを送った。中座中に電報を読んでもらうとき、正体を明かさずに、「今日はお父様とお母様に、意外な方からのメッセージが届いています」というような形で紹介してもらう。そして、自分も他人のような視点で、両親にあててメッセージを書くのがコツである。

テーブルのお花をプレゼント
…ラストの方で、「皆さんのネームカードの裏側に、お花のシールが貼ってある方にはプレゼントがあります」と紹介してもらう。そういう方法で、近所に住む女友達にはテーブルの花を持って帰ってもらった。

 自己満足ではあったかも知れないが、それなりに皆で知恵を絞り、実行してみたことである。
 

ちょっと後悔していること

 私たちの結婚式は、いわば「少数精鋭アットホーム型」だったので、特別にカメラマンやビデオなどの手配を行わなかった。私の弟にデジカメでの撮影を頼んだのだが、何せ使い慣れていなかったためか、出来上がった写真は全て暗かったりして、あまり良い状態では残っていなかった。(せっかく頑張ってくれたのに。)また、せっかく良い状態で残っていたデータも、CD−RWで保存していたのだが、ある日書き込みエラーが起こってしまい、せっかくの思い出が永久に失われてしまった。思い出はやはり、CD−Rに保存しておかねばならないということだ。
 という訳で、私たちの結婚式の写真は全体を通して、非常に少なくなってしまった。せっかく従姉妹から「ウエディングアルバム」をもらったのに、友人や親戚からもらった写真だけで、台紙の前半しか埋まっていないという状況である。やはり、思い出には出費を惜しまない方が良いかもしれない。

 また、当日の会場のピアノの調律が悪く、せっかくのピアノの演奏の魅力が減ってしまった。その前の週に「ピアノ、調律していただけませんか?」と会場の担当者に相談したのに、「え、音狂ってるって誰もわかりませんよ。この1週間で調律というのは、難しいですね」とけんもほろろだった。
 いや、明らかに音がひどいという状態は明らかだった。なぜなら、ピアニストさんも旦那もよく音を分かっている人だし、友達からも「ピアノの音がおかしかった」と言われたし、私は元ピアノ調律師だったから…。
 ピアノの音に敏感な者にとっては、調律が崩れていると、「致命的なミスタッチ」の原因にもなるし、せっかくの音楽も魅力が激減してしまう。こうなるんだったら、無理やりにでも「私、調律します!やらせてください」位言っておけば良かったかも知れない。
 もし、結婚式場関係者の方が見ておられたら、是非、「ピアノの調律」を大切に考えていただきたいと思う。また、「私も絶対ピアノを会場に入れる!」というこだわりのある花婿・花嫁さんは、調律も含めて、早いうちから式場に相談しておいた方がいいかも知れない。
  
 

らび子のブックマークより ぜひ参考になさってくださいね。

婚礼事典 …婚礼の歴史とか、色々と役立つ情報が載っています。
メデタイ・コム…披露宴のアイデアなども満載。らび子もこれを見て研究しました。 

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